手掌多汗症の精神性発汗

手掌多汗症

子供の頃から、手のひらに異常なほどの汗をかきます。

学校で出される藁半紙1のプリントが汗で破けてしまうほど(笑)

大人になったら治るのかなぁと思っていましたが、社会に出てからも客先で契約を交わすときに契約書をびっしょり濡らしてしまったり、人前でしゃべるときにマイクをビシャビシャにしてしまったりと、今でも苦労が絶えません。

精神性発汗

緊張するようなシーンだと、まず間違いなく手汗をかきます。

それも緊張の度合いが高ければ高いほど、とんでもない量が吹き出してきます。とは言っても、噴水のように吹き出すわけではないですが、手のひらがドンドン汗で濡れてきて、しまいにはポタポタと床に滴り落ちるほどです。

普段の生活でも、気がつくといつも手に汗をかいています。今もキーボードを打ちながら、手のひらが湿っているのを感じています。

ところが、こんな私でも手のひらが、さらっさらの瞬間があるんですね。
まず間違いなくサラサラなのは朝起きた瞬間。それからしばらく、数分間はサラサラの状態です。

それと自然とリラックスできているときに、ふと気づくと手のひらがサラサラだ!という瞬間がたまーにあります。

家族旅行

少し話は逸れますが、私はこの週末に家族で旅行に行ってきたんですね。

長野県の渋温泉というところに行ってきたのですが、温泉街が一丸となって盛り上げていこうという活気と、情緒ある佇まいとが共存している、とても素敵な温泉街です。

宿の露天風呂も眺望が素晴らしく、遠くにうっすらと見える妙高山2にはまだ白い雪が残っているのが見えました。温泉街を見下ろすと、街のところどころで湯気があがっています。

温泉街には9つの外湯があって3、外湯めぐりのスタンプを集めながら、いくつかの外湯を堪能しました。

夜には、温泉街の通りを通行止めにして夜のお茶会が開催され、琴の音色を聞きながらお茶を堪能。また、少し歩いた近くの公園ではホタルを見ることができました。

宿をチェックアウトしてからも、ショッピングを楽しんだり体験型の施設で遊んだり、評判のお店でご飯を食べたりと、大満足の旅行になりました。

そして一晩明けて朝から仕事をしていたら、あることに気づいてびっくりしたんですよね。

「手が、乾いてる!」

仕事をしているときに手が乾いていることなんてまず無いので、自分でも驚きました。PCの前にいるときはだいたい気を張っているので、常にうっすら手汗をかいていて、Macのトラックパッドも汗でわずかに抵抗を感じながら触るのですが、スゥ〜っと滑るように指を這わせる事ができて、ハッとしました。

これって旅行で心が満たされていたから仕事中でもリラックスできていたのかな?

実は私には普通の人にはない特殊技能がありまして、リラックスして手のひらが乾いている時に「あっ、手のひら乾いてる」と、頭で思うだけで手のひらに汗をかくことができるんです。これ、人に話すとそんなわけが無いと信じていただけませんが本当なんです。4

手汗を止めるにはどうしたらいいか

ただ、その逆は絶対に無理なんですよね。
「あっ、いま手汗かいてる」と思ったところで、どんどん手汗が出るばかり。
どちらかというと「手汗をかいている状態」が普段の状態なんですよね。

だから、手が乾いた状態にしようと思ったら、手汗のことを一切考えない必要があるんです。
手汗をかきたくないから手汗のことは一切考えない。
いや、無理なんですよね。物心ついてからずっと手汗をかいてきた。手汗はボクの一部だから。

意識的に手汗のことを忘れることは私には無理でした。
私は医者にかかったことはありませんが、手掌多汗症で医者にかかると言われるそうです。
「意識すると汗が出てしまうから、意識しないでくださいと」
たぶん、医者にかかった方はみんな思うんじゃないかな。いや、無理っしょ。

で私が何を言いたいのかというと、手汗に限らず、考えたくないことを忘れるためには、心を満たせばいいんじゃないかと。
旅行でもレジャーでも、お酒でもゲームでも何でもいいですが、心を満たしてやったら考えたくないことってあまり考えなくなるのかもしれない。そんな風に思いました。

もしあなたにも悩み事があるなら、心を満たしてあげると解決するかもしれませんよ。

この文章を書くのに散々手汗を意識してしまったから、眼の前のキーボードはボクの手汗でビショビショですけどね。

  1. 若い方は知らないと思いますが、私が小学校の頃は学校が用意するプリントが藁半紙という紙に印刷されていました。薄茶色で植物の繊維が見えるような薄くてザラザラした紙で、水に濡れるとすぐに破けてしまうような紙でした。
  2. 山にはあまり詳しくないのですが方角的におそらく
  3. 正確には、入れそうな外湯がもう2つありました。それと老朽化のため今は入れないという武田信玄の釜風呂というお風呂もありました。あちこち歩きまわるとたくさん発見があって、温泉を楽しむだけじゃない楽しさがありました。
  4. 私と親しくて一緒にいてもリラックスして過ごすことのできる数少ない友人や家族の方だけにはお見せすることができます(笑)

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